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年内最後のレッスンは、おせちをテーマにした“お正月特別レッスン” 今回ご紹介のBコースは、お正月にふさわしい雰囲気で、 縁起のよい食材をふんだんに使い、 寿ぎのお正月ならではの、凛としたおもてなし料理をご提案しています。 お正月ならではの華のあるテーブルで、ハレの気分をご堪能くださいね。 クロスや器は、きりりとした紅白の色合いでまとめ、 前菜のためのグラスは、盃をかたどったもので和の雰囲気に。 お懐紙や手作りの箸袋など、紙ものにもこだわり、 箸袋の内側には赤の鹿の子の和紙を貼るなど、 ここにも、紅白の色合わせで統一感を持たせています。 中央には、お正月らしい和花を取り揃えた、存在感のあるアレンジメントを。 ところどころにちりばめられた南天の朱い実が、いっそう華やかに惹き立ちます。 我が家では、すっかり年末の風物詩のようになっていますが、 今年も“餅花”をつくりました。 餅花とは、お正月に柳の木や、ヌルデ、榎などに小さく切ったお餅をさして飾り、 その年の五穀豊穣を祈念するものとされています。 昨年は桜の枝をつかい、お餅も紅白に色づけをしましたが、 今年は、動きのある柳の枝に、白一色のお餅であしらってみました。 クリスマスには、小さなイルミネーションが灯っていた柳の枝に、 一気にお正月がきたような、おめでたい風情になりました。 しんしんと、底冷えのするこの時期。 まずは、自家栽培の柚子で手作りした柚子茶で、ほっとひといき、 からだのなかから、じんわりとあたたまっていただきました。 添えているのは、小さな小さな、軽い和菓子。 にっこりとした表情と、福の文字がかわいい福だるまです。 ...さて。それでは12月のレッスン、Bコースの様子を、 ちらりとご紹介してみたいと思います。 -------------------------------------------------------------------------- 「新年を寿ぐ、和のおもてなし膳」 ・くわいの海老しんじょ揚げ ・百合根とはと麦のスープ、五穀のお餅を浮かべて ・柚子と黒豆、大和芋の冬ジュレ ・ひとくち鮨 炙り和牛の握り、こはだと生姜の手鞠鮨、高菜の手鞠鮨 ・合鴨のロースト、菜の花を添えて ・安納芋の焼芋羊羹 -------------------------------------------------------------------------- まずは“くわいの海老しんじょ揚げ”のご紹介です。 存外に、くわいをつかったことのない方が多いようでした。 たしかに、普段はなかなか手の出ない食材かもしれません。 でも「芽が出る」ということから、おせち料理などで縁起ものとされていて、 この時期ならではの食材ですので、ぜひ召し上がってみてくださいね。 ほろ苦くも、揚げることでほっこりとした食感を愉しむことができ、 海老しんじょの衣との相性も抜群です。 ちょっぴり手の込んだ贅沢な一品ですので、ハレの日にぜひ、 腕をふるってみてはいかがでしょうか。 つづいては“百合根とはと麦のスープ、五穀のお餅を添えて”のご紹介です。 百合根も、お正月には欠かせない食材のひとつですね。 滋養強壮や咳止め、また、産後の回復等の薬効はもちろん、 白い鱗茎が幾重にもかさなっていることから「年を重ねる」という意味も持ち、 その効用と縁起から、その年の無病息災や子孫繁栄を願い、 おせちの食材の代表格となったのだとか...。 そんな縁起のよい百合根と蕪をつかい、 生成り色のやさしい風味のスープをつくり、 もっちりとした食感がおいしいはと麦と、香ばしい五穀のお餅を浮かべ、 しみじみと五臓六腑にしみわたるような、素朴で美味しいご馳走スープとなりました。 繊細な牛蒡をかりっと素揚げしたものを、芽葱とともにトッピングし、 目にも美味しいスープが完成しました。 目を細めて「おいしい...」と仰っていただける、絶品のひと皿です。 続いてこちらは“柚子と黒豆、大和芋の冬ジュレ”です。 ほっこりと、まったりとした柔らかな風味がつづいたあとで、 ほんの少しの酸味を...と思い、さっぱりとした冬のジュレをご用意しました。 黒豆や干し柿、雪のような大和芋など...、 ガラス越しに冬の景色を思わせるような、そんなひと品です。 盃をかたどったグラスに入れることで、よりいっそう寿ぎの雰囲気となりました。 個々に盛りつけるのではない場合は、 お重にまとめてテーブルに...というスタイルも素敵です。 隙間を埋めるようにヒカゲを敷き詰めていくことで、 より、お正月らしさを演出できます。 そして、いよいよお鮨です。 ここでは、炙り和牛の握りと、コハダと高菜の手鞠鮨の三種をご紹介です。 手鞠鮨は、小ぶりに、それぞれの大きさを揃えることで 可愛らしくまとまります。 のせる具材は、色合いやデザインなどをかんがえて、 サーモンや白身魚など、さまざまにお愉しみいただけると思います。 それでも、コハダははずせないネタのひとつのように思います。 粟漬けとしておせち料理のひとつとしても欠かせないように、 シンコ、コハダ、ナカズミ、コノシロ...と四回も名前を変えながら成長していく 出世魚なのですね。そんなわけで、縁起物として珍重されています。 手鞠にしたときの、粋な風情が格好よく、 プレートのうえでも、ひときわ映えてくれることと思います。 そして、おもてなし膳の最後にご紹介するのは...、鴨です。 お正月こそ、ちょっぴり奮発して合鴨のローストを作ってみましょう。 断面がロゼになるよう、火の通し加減がとっても大切なのですが、 独特の味わいと、ジューシーなやわらかさは、まさにご馳走です。 こちらも、たいへん喜んでいただくことができました。 そして、〆は和のスイーツで。 ここでは、安納芋を贅沢につかった“安納芋の焼芋羊羹”のご紹介です。 縁起よく黄金色に仕上げたくて、安納芋にこだわりました。 美しい色合いと、透きとおるような質感をめざして、 幾度も試作をかさねた自信作です。 仕上げの焦げ目が、焼芋の雰囲気を醸し出してくれます。 濃いめのコーヒーや、緑茶とともに、真冬のティータイムをお愉しみくださいね。 お正月特別レッスン、いかがでしたでしょうか。 年内のレッスンはすべて終了していますが、 年明けも、まだまだこちらのレッスンは続きます。 Bコースにつきましては、年明け1月6日のみとなりますが、 まだ若干のお席がございますので、ご興味がございましたらぜひご参加くださいね。 体験レッスン等も随時受付中ですので、こちらのブログの非公開コメントから、 またはHPのメールより、お気軽にお問い合わせください。 ------------------------------------------------------------------------------------------------- ごあいさつ いつも、お教室のブログは娘にまかせっぱなしの私ですが、 10周年という節目の年の最後の日記に、ごあいさつを添えさせていただきます。 お料理教室Y's Table.は、おかげさまで10周年を迎えることができました。 前身である、銀の匙お料理教室から数えると、14年となりますが、 その頃からずっと通い続けてくださる生徒さんや、 ブログをご愛読いただき、はるばる遠方よりお運びくださる生徒さんがいらっしゃること、 本当にありがたく、幸せに思っています。 生徒さんからいただく「おいしい」という言葉とともに、 「もっと早くから知っていたらよかった」...など、 嬉しく、貴重なお言葉も、これまでたくさん頂戴してきました。 このような生徒さんに支えていただきながら、10余年続けてこられたこと、 そして、数多あるお料理教室のなかから、Y's Table.をお選び下さったことに 深く感謝申し上げます。 そして最後に...、私の手となり足となって、大きな力で支えてくれる娘に 言い尽くせない「ありがとう」を。 これからも、たくさんの「おいしい」をお届けできるよう、 よりいっそうの努力を続けていきたいと思っております。 そして、来年も皆様にとって素敵な年でありますように。 よいお年をお迎えください。 Y's Table. 中村よし子
by ystable
| 2014-12-31 22:57
| お料理教室
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