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パトリスジュリアンさんの料理本の数々。 パトリスジュリアンさんはモロッコ生まれのフランス人です。 1988年、フランス大使館文化担当官として来日し、現在58歳。ビストロやカフェブームの先駆者でもあり、ル・クルーゼのお鍋やゲランドの塩をいち早く日本に紹介。今はライフコーディネーターとして活躍中です。 かつて白金台の閑静な住宅街に、ツタのからまる一軒家のレストラン「サントル・フランセ・デ・ザール」がありました。 日本の民家をパトリスさんらしいセンスで磨きあげられた、どことなくエキゾチックな雰囲気のレストラン。 青と白のタイルが張られた狭いオープンキッチンで、やはりトレードマークでもある青と白のボーダーのシャツを着たパトリスさんが、いかにも愉しそうにひとつひとつ丁寧にお料理をつくっている姿を垣間見ることができたのもうれしかったです。まるで、パトリスさんのおうちにお呼ばれされているような、しあわせな空間、おいしい時間を過ごさせていただきました。 本当に、ご本人が実際にひとつひとつお料理をこしらえてくれていたので、テーブルにお料理が並ぶのに、少々時間がかかりましたが、運ばれてくるお料理を待つあいだ、自家製のサングリアをいただきながら、流れる素敵なBGMと、おしゃべりを愉しむことが至福でさえありました。 お料理のひと皿、ひと皿に、その斬新さに目をみはり、歓声をあげて、ひと口味わったときのさらなる感動は忘れられません。 食事を終えて、お店を出るときは、本当に後ろ髪を引かれる思いでしたが、エントランスまでパトリスさんがお見送りに出てくださり、片言の日本語で挨拶をしてくださったことも、いまではいい思い出です。そう、残念ながら、こちらのお店はすでに惜しまれながらクローズしてしまいました。 当時小さいながらもレストランのオーナーシェフだった私には、パトリスさんのつくりだすすべてが斬新でお洒落、とにかくあこがれでした。 少しでもパトリスさんのエッセンスを取り入れたくて、買い求めた本の数々です。 パトリスさんのこだわりが、あちらこちらに垣間見られ、レシピの分量は小数点以下まで...と、実にこまかいのも特徴ですが、当時の憧れが凝縮されていて、写真集のようにページを捲るだけでも愉しい本たちです。 ぼくの名前もパトリス。 10歳になった、うちの子パトリスです。 もちろん、この子の名前はパトリスさんから拝借したものです。(ご本人にも承諾済みなのです 笑) この子を飼う以前から、すでに男の子だったらパトリス、女の子だったらジュリアンと、私が勝手に決めていたのです。 うちのパトリスもやっぱり、ボーダーのシャツがよく似合います。 おいしいものにはすぐ反応して、お菓子を焼いていると必ずオーブンのそばにきて、お手伝いをしてくれます。一番得意なのが、マカロンのピエ係。ピエが出始める頃になると、わたしとふたりでオーブンの前にすわって、ピエが出た出たと言って、大騒ぎ。パトリスも一緒になってしっぽをふってクルクルとオーブンの前で踊り出すから不思議です。 料理の仕事にたずさわる者として、これからもパトリスジュリアンさんの心のこもった手作りの味と、洗練された暮らしぶりを参考に、センスを磨きたいと思う日々なのです。
by ystable
| 2010-05-14 10:24
| 日々のこと
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Comments(2)
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