豚の角煮と、味玉と。

　　 　　　　　　　　　 豚バラ、とろりん。味玉こっくり。

私のあこがれの料理のひとつ、それは豚の角煮。
これが、上手にやわらかく作れたら、まさに“いい女”という気がするのです。あくまでも、私のイメージですが。ただ、それほどに難しいというイメージも、同時に持ち合わせているのです。
豚肉が、煮ているあいだに固くなってしまったり、パサついてしまったり。あの、お箸ではさんだ瞬間に、とろんと崩れるほどやわらかい角煮が作れたら、格好いいですよね。

きょう、ご紹介する豚の角煮は、母からおしえてもらったレシピのひとつ。
豚バラに、こってりとお醤油味のしみた煮玉子もあわせ、八角の風味に仕上げた豚の角煮です。

　 　　　　　　　　　　 これぞ、ラード。白い海。


味玉入りの豚の角煮のつくりかた

材料:

豚バラ肉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1kg
ゆで卵・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4個
長ネギ(青い部分)・・・・・・・・・・・1本分
しょうが(厚切り)・・・・・・・・・・・・・1かけ

【調味料】
酒・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/2カップ
はちみつ・・・・・・・・・・・・・・・・・80～100g
めんつゆ・・・・・・・・・・・・・・・・1/2カップ
しょうゆ・・・・・・・・・・・・・・・・・1/4カップ

にんにく・しょうが・・・・・・・・・各1かけ
サラダオイル・・・・・・・・・・・・大さじ1

つくりかた:

1. 豚バラ肉は、やや大きめに切る。フライパンを熱し、サラダオイルを入れて、強火で肉の表面に焦げ目をつくまで、しっかりと焼く。
2. 圧力鍋に、1の肉とネギ、しょうが、水をひたひたにくわえてふたをし、強火にかける。圧力がかかったら、弱火にして約20分加圧する。火を止めて、約10分自然放置する。
※ふつうのお鍋の場合は、沸騰したら弱火にして落としぶたをし、弱火で30分、静かに煮る。
3. 豚肉をとりだして、茹で汁は捨てて、厚手のお鍋に入れかえる。

厚手のお鍋にうつしかえました。こちらのお鍋は、イッタラのサルパネヴァ。鋳物のお鍋です。煮ものが本当においしく煮えます。私の、ひとり暮らし時代からの愛用品です。これで毎日、玄米を炊いていました。

4. 3の鍋に調味料をくわえて、水を、お肉がかくれるくらい入れて煮立てる。煮立ったら落としぶたをして、弱火で、お肉がやわらかくなるまで、約1時間くらいことこと煮る。
5. ゆでたまごをくわえて、煮汁が半分くらいになるまで、さらに弱火で落としぶたをして煮る。
　　　　　　　　　　　　　　　ゆでたまご、はいりまーす。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　1時間、経過...。
　　　　　　　 　

たまごも、こってり色よく煮えました。
お鍋をあけると、ふうわりと、八角の独特の香りが...。おいしく仕上がりました。
明日は、父のお弁当のおかずとしても活躍してくれそうです。喜んでくれるかな。(miho)