はじめての梅干し作り。【その4】

　　　　　　　　　　　　　　　　　すっかり、梅干しの風情です


いよいよ、梅干し作りの最終章です。
うまくできるかどうか...、不安がいっぱいではじめた梅干し作りですが、
カビを生やすこともなく、無事に土用干しまで漕ぎつけたのが、先月のおしまいのこと。

週間天気とにらめっこをして、日程を決めたつもりでしたが、
夏の天気は、なかなかに不安定。
突然、空に黒々とした雨雲がたちこめてくる日があったり、
夜中に雨の予報が出たり。
お天気にふりまわされながら、梅を外に出したり入れたり...、それはもう大変でした。

そんな土用干しも、ようやく終わり、
いい感じにしっとりと仕上がったような、我が家の梅干しです。



これらを、煮沸消毒した保存瓶に、ひとつひとつ丁寧に入れて、
赤じそと、赤梅酢も入れます。
...赤梅酢は、入れる方法と、入れない方法があるようですね。
私は、今回入れることにしました。

こうして、いちばん寒い季節を過ごし、翌年の春頃にはほどよく熟成されて
おいしくいただけるはず。まだまだ、先が長いですね。

　　　　　　　　　　　　　　　いたずらが、功を奏すかな


よく市販されている、梅のはちみつ漬けは、
漬ける段階から、はちみつで漬けるのだそうですが、
何粒か、いたずらで、いまの段階からはちみつに漬けてみることにしました。
うまく、はちみつ梅のように仕上がってくれるといいのだけれど...。
これもまた、来春のおたのしみ、というわけですね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　このくらい、できました


瓶に詰めてみると、全部でこのくらい。
最初だから、これでいいのかな。
大変だけど、愉しさがわかったので、来年は、この3倍くらいは漬けたいなぁ。
すっかりハマってしまいました。自家製梅干し!


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　夏バテにいいみたい


これまたいたずらで、赤梅酢を、はちみつと水で割って飲んでみました。
う〜ん、これはカラダによさそう。
梅酢を、アルカリイオン水で割ると、この季節のからだの不調にいいらしいですよ。
ちょうど、ポカリスエットのような役割を果たしてくれるようです。
色もキレイだし、こんどはアルカリイオン水を買ってきて、試してみよう。

...そんなわけで、今年の梅干し作りは、無事に終了です。
梅酒からはじまって、梅干しまで...、6月からはじめた梅仕事。
季節の手仕事は、自然の力を大いにお借りするうえで、
大変なことがたくさんありますが、それでも、昔ながらの作業は愉しく、
充実した時間を過ごすことができました。
今年の経験をいかして、来年はもっとおいしく...、などと、夢もふくらみますよね。
ずっと、ずっと、語り継がれていくべき手仕事だなぁ、と
しみじみと感じたのでした。