フレンチシックなクリスマス

Y's Table.の10周年のアニバーサリーをかねた
クリスマス特別レッスンも、無事に終了となりました。
ことしのクリスマスも、たくさんの皆さまにご参加いただき、
ご一緒に、愉しく過ごすことができましたことを、心から感謝しています。
また、10周年のお祝いメッセージも、たくさん頂戴いたしました。
ここまで続けてこられたのも皆さまのおかげです。かさねてお礼申し上げます。

...さて、いまはまさに、クリスマスレッスンも終了し、
楽しいクリスマスのワークショップの真っただ中なのですが、
こちらは、またおってご紹介しますね。



シックなベリーレッドに、煌めきを添えて


さて、クリスマス特別レッスンのBコースは、
“フレンチシックなクリスマス”と題して、
愉しいだけではなく、ちょっぴり大人な雰囲気も盛り込んでご提案しています。

クリスマスの定番色であるレッドも、より深く、ベリーカラーを基調に、
クロスも、深みのあるレッドをつかったブロックチェックのリネンをつかい、
少しだけ落ち着いたトーンにしてみました。
真っ赤なプレートが、より映えるような気がします。




赤の濃淡だけのアレンジで


ことしは思いがけず、大好きなレッドブルニアが手に入ったので、
あえて赤の濃淡だけで、シックなテーブル花に仕上げてみました。
レッスン前のひとときは、あたたかなお茶でほっとひと息...。
ノエルらしく、りんごとスパイスのきいた紅茶に、
自家製のりんごのキャラメルコンポートと蜂蜜をくわえたオリジナルティーです。

寒い午前中、ポットからそそぐ瞬間、
ほんわりと立ちのぼるスパイシーな香りに、暫し癒されます。

それでは、さっそく11月のレッスン、Bコースの様子をご紹介します。


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「フレンチシックなクリスマス」

・豚足のテリーヌ、ベビーリーフのサラダを添えて
・干し無花果とミモレットのサラダ、カシスのドレッシングで
・オニオングラタンスープ
・真鯛のポワレ、ケッパーソース
・ブッシュ・ア・ラ・レーヌ (茸と鶏肉のグラチネをパイの器で)
・タルトタタン

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こりこりとした食感を愉しんで



まずは、前菜のひと皿。
“豚足のテリーヌ、ベビーリーフのサラダを添えて”のご紹介です。

おそらく、普段そうそう使うことはない豚足。
これに、豚耳などもくわえて、食感を愉しんでいただくひと品です。
豚バラ肉なども入れて、豚肉尽くしのテリーヌは、
ちょっぴりお出汁を濃いめにしていただくことで、臭みも気にならず、
美味しく召し上がっていただくことができるかと思います。
鶏の軟骨や、砂肝などをつかったコリコリ食感というのも、いいですね。




ついついワインがほしくなる



つづいて、前菜からもうひと品。
“干し無花果とミモレットのサラダ、カシスのドレッシングで”のご紹介です。
カシスの、赤いドレッシングが実に美しく、
また、ドライ無花果やミモレットとの相性も抜群なのです。
...ついついワインがすすんでしまいそうな、大人なサラダです。





素材の組み合わせはもちろん、
クロスやプレートの色合いなども考慮して、とりあわせを吟味したひと皿です。
さまざまな色合いの蕪や、カリフラワー、木の実など...、
クリスマスの時期ならではの、冬らしいサラダに仕上がりました。




かんたん、でもおいしい


そして...、告知の際にはおしらせしていなかったのですが、
おまけのスープをひとつ。
“オニオングラタンスープ”です。

これまでのレッスンでも、新玉ねぎをつかって幾度も
濃厚なオニオングラタンスープをご紹介してきましたが、
今回は、冬穫り玉ねぎをつかってお手軽に。
寒い季節は、やっぱりあつあつのスープがいただきたいですよね。
かんたんですが、ほっとあたたまる満足のひと品です。



クリスマスにはパンを焼いて



...そうそう。Bコースには、ささやかながら
Y's Table.より、自家製のパンを添えさせていただきました。
毎年、クリスマスの季節になると作っている“プチ・ノエル”です。
ほっかりと半分に割ると、味わい深い生地のなかに、
色とりどりのドライフルーツや木の実がたっぷり。




小さなお口で、食べられるかな


つづいて...、パイの器が可愛らしいこちらは“ブッシュ・ア・ラ・レーヌ”です。
王妃様が、小さなお口で上品に食べられるように...と作られたパイということで、
小さなパイの器に、鶏肉と茸のグラチネを詰め合わせました。

...小さく作ったつもりでも、パイがぷう、とふくらんで
とても、ひとくちでは食べられそうにないのですが、
それもまたご愛嬌です。




メインディッシュはお魚料理でさっぱりと



そして、いよいよメインディッシュ。
ことしのクリスマス、Bコースはお魚料理をメインにしてみました。
“真鯛のポワレ、ケッパーソース”です。




動きのある盛りつけで、ダイナミックなひと皿に



ここでも、蕪や冬穫り玉ねぎ、そしてポロネギなどのソテーを盛りあわせ、
それぞれを立体的に、かつ動きをつけた盛りつけで、
力強いひと皿に仕上げました。
ハーブの絵柄の描かれたプレートには、同じくハーブづかいで
つながりをもたせることで、相乗効果がうまれるような気がします。







そして、お待ちかねのデザートは...、
初めてのご紹介となる“タルト・タタン”です。

自分だったら、こんなタタンが食べたいな...という思いから
試作に試作をかさね、ようやく納得のできるオリジナルなタルト・タタンが完成しました。
琥珀色のリンゴが、なんともいえずに美味しいのです...。
姫リンゴのコンポートも添えて、クリスマスらしい特別感の溢れるひと皿に。
クリスマスの足音が聴こえたら作りたいお菓子のひとつとなってくれたら嬉しいです。



10年間の感謝の気持ちをたっぷりこめて


デザートをいただく頃には、とっぷりと日も暮れて
ささやかながら、我が家の庭の木につけたイルミネーションが灯り
きらきらと、よりいっそうクリスマスらしい景色です。
外の空気は冷たいけれど、ホリデーシーズンはなぜかあたたかな、
そんな満たされた気持ちにさせてくれるから不思議です。

デザートの時間に、心を込めて手作りしたコンフィチュールをお渡しすると、
皆さまがにっこりと笑ってくださる様子をながめるのが、とても幸せでした。
そして、おかげさまで10年という素晴らしい節目を迎えられたことに
心から感謝しています。本当にありがとうございました。

これからも、続けられるかぎり頑張って、そして愉しんでいきたいと思っています。
皆さまのテーブルに、これからもたくさんの「おいしい」をお届けできますように...。


さて、次回は年内最後のレッスンとなります。
体験レッスンも、随時受け付けておりますので、お気軽に
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素敵なクリスマスをお過ごしください。
Merry Christmas!