地中海を感じる夏のテーブル

パエリアも小さなスキレットに盛りつけて

ようこそ、夏。

観測史上初の、あまりにも早い梅雨明けに戸惑いながらも、
夏の地中海をテーマにしたレッスンにふさわしい、7月の幕開けとなりました。




庭摘みのハーブを束ねたスワッグを添えた日も



テーブルはいつになく、限りなくブルー。
プロヴァンスの風を感じていただけるようなスタイリングに...と、
ソレイアードの真っ青なブルーに、向日葵やラベンダー、ハーブの花々などを
籠にこんもりと、ナチュラルにいけこんでみました。









レッスン会期中はお天気にも恵まれ
午後になると、テーブルにも木漏れ日が差しこみ、
光がきらきらと揺らめく様子がまた美しく、紺碧の海を彷彿とさせるのでした。


それではさっそく、6月のお料理教室のアドバンスコースの
レッスンの様子をご紹介していきたいと思います。


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「地中海を感じる夏のテーブル」

・鶏肉と魚介たっぷり、カレー風味のパエリア
・しっとりローストチキンのレモンシーザーサラダ
・ガスパチョ
・茄子とズッキーニのプロヴァンス風マリネ
・レモンのシロップ煮
・レモンカードソース
・レモンのスフレパンケーキ

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今回は、前菜として
“しっとりローストチキンのレモンシーザーサラダ”
“茄子とズッキーニのプロヴァンス風マリネ”
“ガスパチョ”
...の3種を、ワンプレートに盛り合わせました。

いずれも、1品、1品としてたっぷりと盛りつけても素敵なお料理ばかりです。

いつものシーザーサラダも、しっとりと焼き上げたチキンをくわえて、
さらには、季節感溢れるレモンの酸味のきいたドレッシングでアレンジすることで
贅沢な夏向きのシーザーサラダとなりました。

茄子とズッキーニのマリネは、あたたかいままでも、冷やしていただいても
どちらもおいしく、きりりと冷やした白ワインとの相性もきっと抜群です。




真夏に常備したいガスパチョ



そして、思いのほか大好評だったのがこちら。
“ガスパチョ”です。

夏の冷たいスープとしては、すでによく知られたメニューのひとつですが
配合が絶妙で、本当に美味しく仕上がりました。
夏の疲れたからだに、じんわりと沁みわたるような...、そんな味わいです。

夏の朝食として、いつものスムージーのかわりにこれを飲みたい
...と仰る方も存外に多く、すでにリピートで作られている生徒さんも続出です。笑
からだにも良さそうですよね。

地味ながら、こういう「使える」レシピというのは、日々の暮らしのなかで
本当に貴重な存在だと思います。
この夏、ぜひおおいにご活用くださいね。






そしてそして、今月の主役はやはりこちら。
“鶏肉と魚介たっぷり、カレー風味のパエリア” です。


これでもか! というほどに、新鮮な魚介をてんこもりにして、
おまけに、カラフルな夏野菜と、チキンとチョリソーまで。
そして、夏にぴったりのカレー味なんです。

まずは全員分を一気にパエリア鍋に仕上げてから、
召し上がっていただくときに、あらためて
おひとり分ずつ、可愛らしく小さなスキレットに盛りつけてみました。



嬉しすぎるサプライズ




パエリアには、やっぱりムール貝が必須。
この黒が、パエリア全体の雰囲気をきりりと引き締めてくれます。

...ですが、なかなか手に入らないというのも現状です。
お教室では、新鮮な魚介類が必要なときに、ご主人が魚河岸にお勤めでいらっしゃる
生徒さんにいつも甘えさせていただき、レッスン前日に届けていただいています。
今回も、立派なムール貝やあさりがこんなにたくさん...。
Nさん、いつも本当にありがとうございます。

そして、今月はこんなに素敵なサプライズまで!
お兄様が作られているという、大きくて肉厚な高級パプリカを
本当にたーっくさん、いただいてしまいました...。どうしましょう!　でも嬉しい! (笑)

地中海のお料理には欠かせないパプリカは、今月の重要な夏野菜。
絶妙なタイミングで、嬉しすぎるサプライズに感激してしまいました。
Wさん、どうもありがとうございます!






スキレットに個々に盛りつけると、こんな感じに。
色どりよく可愛らしくて、おもてなしにもいいですよね。







すべてのお料理が手際よく仕上がり、
...そう、こんなに内容が充実しているのに、なんと、普段よりも短時間で完成。
これにも皆さん、びっくりされていました。

いよいよ、お待ちかねの試食タイムです。
目を瞑って、プロヴァンスの風を感じながら召し上がれ...(笑)




うわさの、ふわしゅわ




さて、今月のレッスンは、もうひとつの要が...。
それがこちら、“レモンのスフレパンケーキ” です。

Instagramに公開したときから、
「ふわしゅわパンケーキ」という愛称で、皆様から期待のまなざしを注がれていた
見た目も、食感もかわいらしいパンケーキです。


これまでもパンケーキは何度となくご紹介してきましたが、
食感としては、どちらかというと「もっちり」のものが多く
もちろん、それはそれで美味しいことには間違いないのですが、
今回は、夏だし、レモン風味だし、もっとさっぱりと喉越しよく...ということで
フォークでお口にはこんだときは、ふんわり。
のちに、しゅわ...と儚く溶けていくような、
そんなパンケーキをめざしました。







苦労した甲斐あって、パンケーキそのものの高さもじゅうぶんにあり、
ふわしゅわの食感を裏切らず、そして、冷めてもおいしい極上のレシピが完成しました。

「お店のパンケーキよりおいしい」
という嬉しい歓声とともに、頬張る皆さまの様子をながめているのは、本当に幸せです。
自家製のレモンカード、そしてレモンシロップを作り、
ぜひともこの夏は、パンケーキはもちろんのこと、レモンのソーダも一緒に
暑い夏の午後を乗り切っていただけたら嬉しく思います。



地中海をテーマにした、6月のレッスンはいかがでしたでしょうか。
今月は、遠くイタリアからのお客さまもいらしたり...と、嬉しい夏のはじまりでした。
海を超えて、ささやかなこのお教室のレシピが、
日々の食卓に、よりたくさんの「おいしい」をお届けする手助けとなれば
これほど嬉しいことはありません。



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次回は、イタリアンの基本ともいえるベーシックコースのレッスンの様子を
ご紹介予定です。こちらもお楽しみにしていてくださいね。





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